08 マスターズ 14K 頭部管 + ヘインズ レギュラー

2014/02/25 22:56 に Yoshio Takamura が投稿   [ 2014/02/28 4:04 に更新しました ]
今回のご依頼は、1995年に胴体のヘインズに合わせてフルートマスターズに特注されたという t 0.4mm の金の頭部管です。
胴体は、1980年に購入されたヘインズのレギュラー総銀です。
顎関節症になってしまい治療を続けながらアンブシュアーを改造して吹きつづけているものの、日によって鳴り方が変わってしまう印象が強く、もしも頭部管の Tuning によって改善できるならば・・・というのがご依頼の主旨でした。

吹いてみると、かなり音程をとるのが難しくコントロールし辛い印象でした。
自分の楽器に挿して吹いているうちに、ある程度鳴らすポイントは掴めたのですが、それでも窮屈で非常に制約を受ける印象は拭えませんでした。
おそらくコンディションによって印象が大きく変わるのはこの為だと思われます。
作りは穴の形が少し角張って見える以外は殆ど丁寧で綺麗にできています。
内部もパッと見には問題なく見えるのですが、削っていると面の歪みやら左右のバランスの違いやらが気になります。
今回はスコティッシュへのご希望でしたのでそのまま作業を続けました。
ついでにライザーと管の部分(表)のハンダが気になったので処理してしまいました。
性なんでしょうね・・・
完成して吹いてみると・・・
とても良い状態になりました!
最初に感じた音程のとり難さも解消されコントロールが楽になりました。
この頭部管は重量バランス的には重いのですが、音色はとてもこのヘインズに合っていると感じました。
マスターズの頭部管は作りは良いのに鳴りはもう少し・・という物が多い様な気がしますが、 Tuning を施すととても良い状態になるので好きなメーカーのひとつです。
ひとつ気になるのは、古いヘインズであるので全体のピッチが低めで私の感覚ではギリギリの感じです。
まあ、ドイツのオケにでも入らない限り大丈夫でしょうが・・・
お客様にも同様の印象を持っていただく事が出来、いつでも変わらず良い状態で吹ける様になって頂ければ嬉しいのですが・・・



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