29 Muramatsu SR 頭部管

2014/12/07 19:12 に Yoshio Takamura が投稿   [ 2014/12/07 20:23 に更新しました ]
今回は2009年に購入されたムラマツSR7514*番のTuningです。

3オクターブ目の高音全般が吹きにくく、コントロールが難しい。
鳴ることは鳴るのですが、ポイントが狭く細い息でしか鳴らせず、音程も上ずり音がキツくなり痩せてしまう。
中低音の音色はとても気に入っているし、繊細な表現もしやすくオケで使うには非常に良い楽器だと思っています。
メインで使いたいのですが、高音の多い曲では使用するのを躊躇してしまいます。
吹き込んで何年かすると鳴るようになるかと思いましたが、5年たってもあまり変わりません。
私とムラマツの相性が悪いのかもしれませんが…パウエルとサンキョウも持っていますが、ここまで高音が出しにくい事はなかったので、頭部管で改善できるのならお願いしたいです。
*頭部管と関係ないのですがAsの音程が低くなるのは、楽器の性質上、仕方ないのでしょうか?

ということで、送られて来た楽器を吹いてみると・・・
予想していた程高音域が鳴らしづらいという状態ではありませんでしたが、確かに正しい音程でなおかつ美しい音色でというのは難しいと感じました。
それよりも気になったのは中音域の左手の音程がぶら下がってしまい、活き活きとした音色で吹けない状態でした。
ご指摘のAs(Gis)も確かにひどく低く感じます。
この辺が高音域のコントロールのし難さにもつながっていると思います。

目で見た状態はひどく気になる箇所は無いものの、おそらく改善すべきであろうと思われる部分も見つかりました。
中の造りを見てもとても綺麗な形をしているのですが、相変わらず仕上げに何かで擦った様な跡が残っています。
他メーカーのような形の歪みは無いので大きく手を入れる必要はなさそうです。
アンダーカットとエッジの気になる部分に手を入れ、台座の表面も綺麗に磨いて試してみました。
もう少し微調整が必要かと思っていましたが、かなりの改善がみられました。
一番気になった音程については、殆ど意識しないで正しい音程で吹けるようになりました。
As(Gis)も特に気にならなくなった様です。
それに伴い p でも活き活きとした音で吹けるようになった気がします。
高音域もちゃんとコントロール出来るようになりました。

もうしばらく吹いて確認しようと思います。
お客様にも同様の変化を感じて頂ければ嬉しく思います。

Comments