26 Muramatsu SR

2015/07/30 6:12 に Yoshio Takamura が投稿   [ 2015/07/30 17:03 に更新しました ]
今回はムラマツの比較的新しい705**番のSRの頭部管です。

以前から左手の音程のぶら下がり(特に中音G、Gis)や 高音の鳴らしにくさや抜け感の無さなどに悩んでいました。
自分の技量や調整の問題かと思って半ば諦めていましたが
HPでムラマツSRで全く同じような症状のチューニング例を拝見しまして
ひょっとしたらこれは頭部管の問題なのかも?!と思い
連絡をさせて頂きました。
一度私の楽器を見て頂けないでしょうか?

という事でした。

送っていただいた楽器を吹いてみると、ひどく問題がある訳ではありませんが確かに左手の音程のぶら下がり感は顕著でした。
音の印象も何となく無機質な感じで楽しめる感じではありません。

中を覗いてみると、角度・大きさ・仕上げの状態を度外視すればほぼ完璧に近い状態の作りでした。
ともすると反射板の位置だけで改善される部分もあるかと思い試してみました。
音程感は少し改善される様ですが根本的な変化は認められませんでした。

これだけきちっとした歌口の形状ができているのに音に現れる不具合は、おそらく基本設計と仕上げの状態に起因するものと思われます。
角度や大きさを変える事は出来ませんので、各部分のバランスを整えて最終的に綺麗に磨いて仕上げることにしました。

これだけで予想以上に良い方向に改善されました。
左手のぶら下がり感は解消され上向きの明るい音色となり、活き活きとした表現ができるようになったと感じます。


Comments