28 Pearl forte 18K 頭部管

2015/09/27 7:22 に Yoshio Takamura が投稿
久々に日記を書きます。

ご依頼の内容は

自分は、パールオペラ総14K, 頭部管18K(forte)を使用しています。
こちらのフルートは中古で買った物ですが、中音域のHが20セント近く低くなったりします…。
また、全体的にどんな時も音の立ち上がりが丸過ぎて歯切れの良い感じを出そうとするとオーバーブローしてしまったりします…。
また大きな音は普通に出るのですが、息の入れられるキャパが少ない感じがするのです。
そのせいか、小さな音を出す際に負担が大きい感じがします…。
予想よりも少ない息で音を出さないとpppにならないという意味です。
音程は、H以外比較的良い印象はあります。

という事でした。

送っていただいた頭部管を吹いて確認したところ、上記の症状を同様に感じることができました。
特に左手の音程のぶら下がり感が強く、立ち上がりの悪さは素直に音がでない事に起因してPの出し難さににも通じるのだと思います。

中の作りを見てみると、最初それ程ひどくは無いと感じたのですが、実際に作業に入ってみるとかなり形が歪んでいました。
前後左右四面のいずれも中央部が膨らんだ何とも変な形状になっていました。
アンダーカットもかなり取ってありますが、中心がずれて曲がった様な美しくない形状でした。
かなり修正には手が掛かりました。

一通りの作業を終えて吹いてみると、当初の問題は殆ど改善されました。
とても明るく歯切れ良く活き活きとした表現ができるようになりました。
必要ならばスコティッシュ化へのご希望もあったのですが、その必要は無いと感じたので完了としました。

作業前に反射板の位置を確認したところ、私の17.0mmのゲージではかなり上方にずれていました。
最終的に位置を変化させて試してみましたが、17mmより長く(上にずらす)と左手の音程が低くなる傾向になりました。
最近殆どのメーカーがそれぞれに長めの位置にセッティングしているようですが、どういう基準でそうなっているのかは知りません。
以前こちらでも触れています。04 やっぱりベームは偉大だ!



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