06 HAYNES 頭部管の修理

2015/03/21 6:19 に Yoshio Takamura が投稿   [ 2015/04/22 4:33 に更新しました ]
ご依頼は次のような内容でした。

ヘインズ総銀製ハンドメード、インラインオープンホール、ソルダード、C管(1961年製)を入手した時の頭部管ですが、
いじりすぎて ”01最初のTuning" のバーカートの状態になってしまいましたが、同じように修復できますでしょうか?
管はライトウェイト(.014)です。

「いじりすぎて」というのがご自身に依るものなのか、そして歌口を交換した場合はオリジナルとは別物の頭部管になってしまう旨の連絡をしたのですが、しばらくお返事がありませんでした。
3ヶ月程経ってあらためてご依頼の連絡をいただいたのでお引き受けすることにしました。

一見まともそうですが相当大きくなっている上にヤスリ目がひどく管の中も傷だらけでした。

外してみると
破れて穴が開いていました。

今までは管に板をロー付けして穴を塞ぎ、新しい歌口をハンダ付けして穴を開け直す・・という工程でしたが、
今回は違う方法で行ってみようと考えました。
台座の接合面に管の穴の形を残して周りを管厚分削り込んではめ合わせてハンダ付けするのです。
これはPOWELLの一部の機種の接合方法からヒントを得ました。
ただし全てを手作業で行うのは非常に困難を極め、今回限りというつもりで何とかやってみました。
鏡に映すとこんな感じですが、管の中から覗くと殆ど段差が気にならない状態です。

音を出してみると・・今までヘインズで感じたことのない鳴りでした。
歌口の形状は木製頭部管とほぼ同じものです。
本体のタンポの状態があまり良くないので自分の楽器につけて吹いてみましたが、良い感じです。
これがヘインズらしいのかどうかは私にはよくわかりませんが・・・




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