02 POWELL Aurumite

2016/01/10 21:45 に Yoshio Takamura が投稿   [ 2016/02/04 5:02 に更新しました ]
去年の暮れにご相談を受けたのですが年越しになってしまいました。

私は、昨年12月に、サンキョウ ArtistからPowell 3100 Aurumiteの中古に買い換えまして、趣味として楽しんでおります。
貴社のページで、Powellの歌口の仕上げの醜さを見まして、私の歌口をルーペで見てみましたら、やはり、ライザーがキズとヤスリ掛けしたままでした。
また、歌口の真下の頭部管内側にも線キズがあります。
前のオーナーが自分で加工したとは思えません。
写真を添付します。

ということで送られて来た画像です。
確かに酷い状態です。

極論を言えば、どんな形であろうと気に入った音が出れば良いのですが・・・
(私はそのようには考えておりませんが)

音を出してみると見てくれよりは酷い状態ではありませんでした。
気付かなければこれがこの楽器の個性として受け止められてしまうかもしれません。
それでもいろいろと不具合は感じられました。
特に高音Eへの跳躍が難しい状態でした。

目に見える問題点を修正し、あまり音の感じは変えないように仕上げました。
ほぼ全ての面を平滑にしただけですが、吹いて問題のない状態になりました。
これでようやくこの頭部管本来の性能が発揮できるようになったのではないでしょうか。

元の状態を「何かを狙った音造りの一貫である」と解釈する人もいるのでしょうか?
少なくとも依頼されたお客様が見ても吹いても心地よく感じて頂ければ良いのですが・・・


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