08 Brannen Brothers 14K

2016/02/03 1:31 に Yoshio Takamura が投稿   [ 2016/11/08 4:30 に更新しました ]
今回は太い音や軽い音を自在に操りたいのだが、思い通りに吹けずに悩んでいるという内容でした。


最初に音を出した瞬間、このところ木製頭部管を吹き慣れているせいもあり、あまりの強烈な音に驚きました。
楽器が勝手に鳴ってしまい奏者の意図を読み取ってくれない・・・そんな印象でした。
少し吹いているとそれなりのコントロールの仕方は掴めましたが、どうしても血の通わない平坦で冷たい音色になってしまいます。

これだけ個性のある音なので作りもさぞかし・・・と思い中を覗いてみましたが、パウエルに見られるような作りの粗さは無く典型的なクーパーカットに形作られていました。
明らかに影響を及ぼしそうな問題箇所はありませんが、気になる部分は認められましたのでその部分が意外と悪さをしているのかもしれません。


手の入れ方や使っている道具が窺い知れる作りでしたが、最終的な詰めの甘さを感じました。
その辺の修正をして確認してみると、ほぼ狙い通りにコントロールの自由度が増しました。
柔らかい表現もできるようになりこれで完成にしても良いかと思ったのですが、何かもうひとつ音の緻密さが足りないようにも感じました。
いろいろと経験は積んで来たものの、今だに「こういう場合にはここを触れば直る」といった技術は確立していません。
とにかく目で見て不自然な部分を探して修正し、吹いて確認するだけです。
今回もこれ以上修正する部分は無いかと思われましたが、ほんの少し気になる部分に手を入れてみると思い通りの結果が得られました。
歌口の仕上げに関しては、ほんの少しでも手を抜けない事を再認識することになりました。

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