26 SHERIDAN 頭部管

2017/11/13 5:08 に Yoshio Takamura が投稿
前回のブランネンと一緒に送られて来た頭部管です。
本番を前にしてあのオリジナルの頭部管では不安を感じたために、急遽このシェリダンを使われたそうです。
比較すればこちらの方が良いものの、多少問題も感じられるということで一緒に見ることになりました。

確かに音程等の機能的な問題はあまり感じないのですが、全体に芯の無い薄っぺらな音の印象でした。
その後チューニングを終えたブランネンと比較すると、最初の印象とは逆転してかなりこちらの方が問題を感じる様になりました。
かつてのパユと同じ組み合わせですが、さすがにこの頭部管ではあのような演奏をすることは難しいと思われます。

前方のコーナーが角ばった変わった形状です。
私も以前、エッジの有効長を増やすために同様の形状の歌口を試した事があります。
もしかすると同じような狙いがあったのかもしれません。
以前扱ったシェリダンとは形状は異なりますが、ショルダーやアンダーカットが丸くなく平面で切り取られた様になっているところは一緒です。
中の形も前後(画像では左右)でかなり違っています。
矢印で示したコーナーの面のつながりが気になります。
ライザー正面の細かい傷も気になります。

音の傾向は特殊な形状に因るところが大きいのでしょうが、これらの部分を修正する事で変化は期待できそうです。
細かいキズは無くなりました。
できるだけ角張った部分を無くして丸くしました。

形状に因る特徴はあるものの、元の状態よりは表現力がUPした感じです。
ブランネンとの比較の印象もまた変わり、長く吹いているとこのシェリダンの方が面白く感じられる様になりました。
基本的な問題が解消されることにより、初めてそれぞれの個性を感じて楽しめるようになったと思います。


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