04 SANKYO 木管頭部管

2018/03/13 5:45 に Yoshio Takamura が投稿
ヴィヴァルディの夜を吹こうとすると、最終楽章の低音域でアクセントをつけると裏返る。
また、中音域のFがとても低くなり、高音域のC,E♭,Fの音程がかなり高くなります。
問題が何もないのであれば自分の奏法のせいなのでしょうがないですが、何か問題があるならば、本番も近いのでチューニングをお願いいたします。

というご依頼でした。


確かにご説明いただいた状態を感じる事ができました。
特に中音の E、F 辺りの音が下向きになり、息の速度を上げるとひっくり返る傾向がありました。
試しに私の頭部管に差し替えてみると感じられなくなったので、頭部管が影響している様です。


作りを見ると、僅かに気になる部分はあるもののそれ程問題のある状態ではありません。
ただ少々気になる雑音はエッジにあるキズ状の部分の影響も考えられます。
アンダーカットの仕上げにわずかに問題が見られますが、大きく影響しているかどうかはわかりません。
劇的な改善は見込めないかもしれませんが、以上の修正である程度の改善は期待できるかもしれません。

まずはアンダーカット部分を手直ししました。
エッジ右付近の傷のような部分もほぼ修正できました。

当初感じた中音の下向きの音程感は改善されたと思います。
全体に音のまとまりや音色の統一感も改善された様に感じるのですが、断言できる自信はありません。
耳で感じる範囲では音程の違和感をほとんど感じなくなりました。
チューナーで確認すると傾向は現れますが、コントロールできる範囲です。
ただ C については C5 C6 共にかなり高くなる傾向があるようです。
いろいろ検証してみたのですが、これは胴体による影響のようです。

元の状態がひどく問題があれば変化が良く分かるのですが、最近は元の状態をすぐに忘れてしまうので違いに自信が持てません。
少なくとも現状では特に問題を感じないので大丈夫だとは思います。
普段吹いていらっしゃる方が一番良く分かると思いますので、あとはご本人の判断に委ねることにいたします。



Comments