06 Philipp Hammig Piccolo 頭部管

2018/05/08 7:18 に Yoshio Takamura が投稿   [ 2018/05/08 18:15 に更新しました ]
ピッコロ頭部管について

3オクターブ目のF#辺りから上の音が鳴りません。

ということで、確認させていただくことにしました。


大変綺麗な楽器です。

吹いてみると確かに高音が鳴らし難い状態でした。
低音も少しぼやける印象です。

先ず気になったのは、中のチューブの管端がやけに厚く見えた点でした。
指で触れてみると明らかにバリが出て内側に飛び出した状態です。
この部分の修正だけで改善できるか・・と期待したのですが、ある程度の変化はあったものの未だ問題は感じました。

その他の問題点も見つかりました。
エッジ付近のガタつきが気になります。

画像(鏡像)右下の角張りと形の歪みも気になります。

また接続コルクがきつめで分かりにくいのですが、中の金属管が細目でぐらつくようです。
これらを修正すれば良い状態になりそうです。

先ず中の形を修正しました。

次にエッジと表面部分もできる範囲で修正しました。

ちょうどエッジ付近に導管が干渉するので完璧に手直しはできませんでした。
歌口穴の寸法もかなり小さめでしたが、あまり手を加えずに形の修正のみに留めました。

接続管の調整は結構手間取りました。
中のチューブがかなり細く恐らくぐらつく状態だったと思います。
接続コルクは新しく張り替えてあったので、そのぐらつきを抑える為なのかかなりきつい状態でした。
保護キャップがかなりきつかったのでその様に推察できました。
しっかり鳴る状態まで中の管を広げるとかなりきつくなってしまうので、コルク側とバランスを取りながら調整しました。
何か接続の状態に癖があるようで、奥になるほどきつくなります。
音に影響の出ない範囲できつ過ぎない様に調整しましたが、最後まで入れるときつく感じます。
ピッチについては十分な抜き代があるので、通常は気にならない範囲だと思います。

当初の高音の鳴り難さは改善できたように思います。
低音も元の状態よりもしっかり鳴るようになったようです。


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