19 ムラマツ 9K ゴールド

2013/10/17 5:56 に Yoshio Takamura が投稿   [ 2013/12/08 23:30 に更新しました ]
2013/08/01 12:36 に Yoshio Takamura が投稿   2013/10/03 13:51 に更新しました ]

ドレスデン在住で一時帰国中の後輩の教え子から相談があり、早速楽器が送られて来ました。

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最初の印象は、
発音自体は良く楽器全体としては良く鳴ると思いました。
普段はもっとひどい状態の楽器を扱っているので良い部類です。
低音は良く鳴ってくれるのですが、中音から特に高音域では痩せてしまい艶やかで伸び伸びした演奏は難しく
なります。

それから、私がこの頭部管のベストポイントで吹こうとすると左手の音程が下がってしまいます。
音自体がお辞儀してしまうのでそれを保持するのが大変です。
したがって無理に外吹きするか息のスピードを速くしなければなりません。
良い演奏をするには相当疲れると思います。
以上がこの頭部管に対する私の感想です。

以下ご本人のコメントです。
よく鳴るし、派手さのない音色も大好きで、高音域の音の幅の狭さ以外は基本気に入っています。
ただ、軽やかに吹きたい時、①自然な息の流れでは音の粒が揃わず、特に中音域のe近辺がボヘボへする事
高音域は口を作らないと裏返りやすい音が多く、また音色が一辺倒である事、の二点がオケの仕事でかなり
ストレスになっていて、最近では音程も安定していて余計なストレスのかからないADを使う事が増えています。
私自身のパワーと9Kが合っていないのでは?」と思いながら17年近く吹いてきました。
少しでも自然に演奏できる状態になれば嬉しいです。

ほぼ共通の認識だと思います。
さて、どこまで持っていけるか?
今回はスコティッシュの特徴あるいは効果を意識してノーマルチューニングを行いました。

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狙い通り、あるいはそれ以上の仕上がりになったのでは?と思います。
楽しく吹けて色々な曲を次々と演奏してみたくなる・・・そんな楽器になりました。
この楽器は 50000 番台初期の物ですが、トータルで非常に良い状態だと思いました。
ご本人のコメントが待たれます。

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