06 Pearl Forte R14

Post date: Jan 28, 2016 12:25:34 PM

今回はパールの14Kライザー付きの頭部管です。

Forte というタイプで Ag 970 ということです。

現在の頭部管で少し悩んでいる点があり、ご相談のためメール致します。

昨年中古で手に入れたフルートで若干頭部管が息が入りやすすぎると感じて悩んだものの本体の指回りや音の繋がりが気に入り、頭部管の追加購入も視野に入れ購入しました。

吹いてみるとダイナミクスの変化のつけやすさや音量といった点は気に入っていますが音程と音のまとまり、高音のコントロールで少し悩んでおり、当初思った通り頭部管自体を変更するか迷っています。

今まで吹いていた頭部管が割と息の入りにくいものだったようなので、慣れや吹きかたの問題かとも思ったりするのですが一度見ていただくことは可能でしょうか。

第2オクターブG G#、第3オクターブDが若干低く感じる。

調整できない範囲ではないのですが、その音を調整することでその他の音の上ずりが気になる。第3オクターブEs Eなど。

絞り込みが多く、カットも大きいためか、少し息が入りやすすぎて音が散らばったように感じる。また高音が直線的に感じる。まとまりのある音、柔らかい音にになったらいいなと感じる。

カットが大きいのでこれは仕方がないのかもしれませんが。

という内容でした。

送って頂いた楽器を吹いてみると、正にご指摘通りの状態でした。

最初に音を出した瞬間、リードが振動しているような(雑音に近い)強い倍音を感じました。

鳴りは良いのですが、音程のコントロールは非常に難しく、中音 G A 及びその上の D はかなり低く感じます。

問題のある頭部管に現れる症状です。

中の状態はパウエルの様な粗いキズ等は無いのですが、形状の曲がりが気になる状態です。

アンダーカットが左右対称に斜めに曲がっていることは良くあるのですが、これは故意にそうなっているのか完全に同方向にセンターがずれています。

アンダーカットが片方に寄って相当大きく取られているので、これを綺麗に整えるのはかなり大変そうです。

この画像を見る限りでは上の画像と殆ど違いが判らない状態ですが・・・

何とか形を整えて仕上げ吹いてみました。

元の状態の問題点は殆ど改善出来ました。

ただもう少し音のまとまりや柔らかさを出せないか試してみました。

前にも何度か触れたことがありますが、このリッププレートも前のエッジから折れ込んだ様な独特な形状になっています。

その辺りに少し手を加えることで多少狙いには近づきました。