01 Brannen 頭部管

Post date: Mar 15, 2017 8:23:19 AM

今年に入って何件か作業は行っていたのですが、記事にするのはこれが初めてになってしまいました。

昨年、使用していない頭部管の歌口をピンクアイボリーの歌口に交換させていただいたお客様からのご依頼です。

おかげさまで楽器を構えても安心感があり、ストレスなく木管の香りのある音色を楽しんでいます。

ところで、本体ブランネンの頭部管(シルバー)ですが、高村様に調整をお願いするのは可能でしょうか?

歌口の鳴るポイントが狭いのか不動の構えが必要で、体が力んでストレス感が強くあります。

モチベーションとタイミングが合えば素晴らしく響くのですが!

ということで、送られて来た頭部管を吹いてみると・・

それ程吹き難いという訳ではないのですが、全体的にコントロールが難しいという印象でした。

特に中音左手の音程がかなり低くなり生き生きとした音が出ません。

ピッチが低くて合わせづらいというご指摘もこの辺の影響かと思われます。

中の様子はそれ程問題のある状態ではありませんが、僅かに形の乱れと左右のバランスが気になりました。

この辺を修正すれば問題点は改善できそうです。

以前メーカーで毎日作っていて見慣れたクーパーカットですので、なんだか懐かしい感じがしました。

何気なくリッププレートの裏側を覗いて見ると

これはシリアルナンバーでしょうか

こちらは EW とも読めますが、製作者のイニシャルでしょうか?

以前ミヤザワの頭部管に AKIYAMA と彫られた物がありましたが・・・

※その後情報をいただき EW は Elizabeth Watson のイニシャルであると判明しました。

Brannen Brothers のホームページでも確認できました。

Lafin 氏と一緒に写っている女性です。

アンダーカットの左右のバランスと形を修正しました。

これで当初の問題は改善されました。