15 Lafin / Brannen

頭部管

ラファンbyブランネンの頭部管を入手したのですが、きょう届いた現物は、私が見てもわかるくらい、息が当たるエッジが直線になっておらず、波打っていました。

同じく向こう側の両コーナーには削り損ないのような細かい傷があり、なんだかひどい見かけです。※このあと写真を添付します。

音色は以前に見ていただいたモダンクーパーよりもずっと良い!と感じるのですが、やはりというか、中音E, Esが詰まります。

最初にオーダーした時に届いたのは、明らかにfloor used で反射板も傷だらけでひどいものでした。 それを返品して送られてきたのがこれでした。

ということで画像を送っていただいたのですが、それを見ただけではどの様に音に影響しているのか判断することはできませんでした。

もう一度だけ返品交換ができるということでしたので、気になるのであれば交換することをお薦めしたのですが、より良いものが送られて来る保証もなく時間と送料が無駄になるのでこの頭部管を購入することに決められたようです。

すり合わせを行うついでに状態を確認することにしました。

何か流れに違和感を感じながらも、勝手に中古の頭部管と思い込んでいたのですが、実はブランネン社に直接オーダーして購入された新品でした。

送られて来た頭部管を吹いてみると、低音は力強く鳴るのですが中音の詰まり感がありました。

スピードの速い息で吹くと音がひっくり返ってしまいます。

コツをつかんで慣れるとそれなりに吹けるのですが、コントロールが難しい状態です。

ライザー面の歪みがエッジにも出ているようです。

エッジがひどく曲がっています。

エッジ左側にキズもあります。

左ショルダーの面にキズがあります

右側アドラーの下にハンダのはみ出しが残っています

ショルダーカットが平面的で角度も立っています。

画像上、実際は手前下の管とライザーの境が波打っています

アンダーカットも小さい様です

これらの気になる部分を修正すればもう少し良い状態に成りそうです。

集中して取り掛かる必要のある繊細な作業になりそうです。

先ずライザー面の歪みを修正することで、上の画像の歪みも直ると思ったのですが・・

奥まで入り込んだ管の部分に凸凹があり簡単にはいきませんでした。

少し角度をつけて上から削ると共に、管の内側も擦って修正しました。

ほど近い管の内側に小さな凹みのような傷が数か所あったので、それらも何かしら関係していたのかもしれません。

まだ残っている部分がありますが、この程度で留めることにしました。

アンダーカットも少し取って整えました


ショルダーのキズを取り少し丸めました

エッジの歪みも気にならなくなりました

ハンダの残りも取れました


(これを撮影後に細かいキズが気になったので更に手を入れました)

吹いてみると当初感じた詰まり感は無くなりました。

音程感も気にならず吹き込んでも応えてくれるようになりました。

ただエッジの形状を修正したせいか、少しエッジの立った傾向の音に感じられたので、吹きながら調整しました。

この画像よりも冒頭の画像の方が分かり易いかもしれませんが

頭部管の彫刻位置が歌口穴のセンターとずれていて

組み立てる際に違和感を感じました