Post date: Mar 2, 2014 11:58:36 AM
今回は45年前のゲマインハートをいわゆるオールドタイプを活かしてのチューニングのご依頼です。
音色的にはこれはこれで良い様ですが、音量がやや控えめだということです。
あと当時のピッチのため管が3mmほど長いのでカットして欲しいというご要望でした。
吹いてみるとこれはどうにも鳴らない状態です。
形はそれなりに整っているのですが前後の幅が広すぎるので、理想的な縦×横比にはできないようです。
何とか最小限の手を入れて調整することにしました。
その前にハンダがひけていて気になったので差し直しました。
この状態で音を出してみると、初めの状態よりはボリュームも出るようになりコントロールもし易くなりました。
やはり前後の大きさが少し気になりますが、吹き方をつかめば面白い感じになりました。
最終的にエッジの調整を加えて完了しました。
ヘルムートに近いかどうかは疑問ですが、これはこれでありではないかと思います。
コメント
☆『さすがですね。
頭部管の向きは内向きにせず、かつ上から下に吹き込むようにするとよく響きます。
強い個性は出ませんでしたが、結構力強い音色でこれもありでしょう。
かなり手を煩わせたようですが、どうもありがとうございました。』
2014/03/03 (#10) 山形県 H.I. 様