Post date: Aug 9, 2016 6:27:18 AM
随分とサボってしまいました。
前回の投稿からもいろいろな Tuning を手掛けていましたが、作業日記の掲載は省略していました。
今回#12となっていますが本当は何本目でしょうか・・・
さて、今回久しぶりに投稿する気になったのにはちょっとした理由があります。
今回の楽器はミヤザワの wien Stage AZ というモデルで、管体銀でリッププレート、ライザーその他に9Kゴールドが使われています。
特に高音が鳴らしづらく普段は別の頭部管を多用しているとの事でした。
確かに音が広がってしまい芯のある音で p を吹くのは難しい状態です。
左手の音程も下がるので、それを修正して吹くと尚更虚ろな音になりがちです。
中を見てみると・・・以前見たことのある状態でした。
2014 27 MIYAZAWA 9K 頭部管 とほぼ同じ状態です。
今回の写真は撮ってありませんが同様ですのでリンク先で確認してください。
左右の壁が普通とは逆に上に向かって広がっている感じです。
随分驚いた覚えがあったのですが、たまたまの出来事では無くそういった形のモデルが一時期流れていたという事になります。
結果が良ければどんな形でも良いとは思いますが・・・
前回の経験から一気にここまでもって来ました。
ほぼ作り直しという感覚でしたがスッキリまとまった形になりました。
吹いてみると全く問題を感じない状態になりました。
一体あのカットはどういう効果を狙っていたのでしょうか???
☆『差をはっきり感じたのは、高音部の音量が上がったこと、音色が明るくなったこと、特にB♭6~C7が楽に出るように
なったことです。
よく鳴るようになりました。
楽器にゆとりができた 印象です。』
2016/8/12 (#12) 東京都 K.I. 様