Post date: Oct 13, 2016 1:39:58 PM
今回はヤマハのYFL871の頭部管です。
CYタイプの銀管ですが、リッププレートとライザーが14Kゴールド仕様の物です。
自分の腕が悪いせいもあるのでしょうが、低音部の鳴りが物足りない感じがしてます。
最近は 全体の響きも「表情に乏しいなー」なんて思うようにもなりました。
腕を上げる練習が必要なのはもちろんですが、楽器の方もチューンアップをすれば
鳴りは良くなるでしょうか。
という事でした。
送られて来た楽器を吹いてみると、確かに低音の鳴りにも問題を感じますし全体に生き生きとした音が出ない感じです。
ライザーの面に後から手を加えた様な不自然な傷があります。
中の管との境目もあまり綺麗ではありません。
この辺を修正すれば改善できそうです。
実際に手を入れてみると色々と形状的な問題も出て来ました。
ひと通り気になる部分の修正を終えて音を出してみると、最初に感じた様な問題は改善できました。
ただ少々気になる感じもあったのでさらに手を加えることになりました。
この歌口の形状による特徴もあるのでしょうが、輪郭のはっきりした割とタイトな響きになりました。
銀管に金の歌口という組み合わせは明るく軽やかというよりもバランス的にも重い感じになるようです。
こう云う音の傾向を好まれる方にとっては良いのかもしれません。