14 August Richard Hammig - Piccolo

Post date: Aug 7, 2017 8:32:02 AM

今回は A.R.ハンミッヒのピッコロとフルートのご依頼です。

先ずはピッコロから・・

中音域 E ~ H の抜けが悪いのと、音がよくひっくり返ってしまう・・

ということでしたが、多少そのような傾向は感じられるもののそれほど気になる状態ではありませんでした。

ただし全体にモヤッとした音ですし、音程も取りづらくコントロールが難しい気がしました。

A・R・ハンミッヒは初めて扱いますが、ヘッドスクリューが変わっています。

この様な状態でキャップを回そうとしても動きません。

本来はこの様に外せるらしいのですが・・・ビクともしません。

アルコールを浸透させたりいろいろ試みましたが、割れてしまうのが怖いので諦めました。

ただ、反射板の位置が引っ込み過ぎているのでもう少し穴に近づける必要があります。

金属の反射板は炙ると回って外すことが出来たので、コルクを長めにして帳尻を合わせる事にしました。

何故このような形状にしているのでしょうか・・良く分かりません??

中を見ると、予想以上に形の乱れが気になりました。

かなり変な形です。

内側(下)のセンターがずれています。

こちらも入り込んだ頂点が左に寄っています。

これらを修正すればある程度の改善が期待できそうです。

修正後の画像は修正前と逆の順序で並べてあります。

ほぼ左右のバランスがとれました。

こちらも形が整いました。

とりあえずまともな形になりました。

見える部分はほんの僅かに手を入れただけで殆ど変わっていません。

吹いてみると、問題は改善できたようです。

コメント

☆『昨日 フルートアンサンブルがありまして 吹いてみました

ピッコロは 音程が安定しました

そして 高音まで すーっと鳴らせました

中音域の 少し抜けきらない感じは きっと 私の吹き方のせいだと思われますので 課題が見つかりました


2017/8/20 長野県 M.T. 様