Post date: Oct 18, 2013 1:20:08 AM
2013/10/06 17:52 に Yoshio Takamura が投稿
作られた時期の違う2本のバーカートがスコティッシュ・チューニングへの依頼でやって来ました。
上が初期のもので下が最近のものの様です。
リッププレートの形状、ライザーの形、クラウン、彫刻の何れにも違いがあります。
作りも含めて初期の方が丁寧に作られていた様に見受けられます。
リリアンさんもパウエルから独立して今に至るまで、いろいろな試行錯誤と苦労をされたみたいですね。
まずは古い方の楽器から着手しました。
この写真で穴の上側の形が分かるでしょうか?
これは鏡に映った内側の画像ですが、お分かりになりますか?
普段この画像を見ながら作業するので自然に状態が把握できます。
かなり形の修正をして、ようやくスコティッシュ化作業に入りました。
このリッププレートはパウエルのSignatureによく似ています。
今までのたった3回の経験だけではありますが、リリアンさんの仕事は職人的観点から言うとどうも感心できません。
ロー付けも得意ではなさそうで、後からスが沢山出てきます。
形の歪みは困ったもので、手間から言うとTuning料金をバーカートの場合は高めに設定したい位です。
バーカートを気に入って吹いている方がいらっしゃるのですから、これ以上辛口の評価をするのは止めておきましょう・・・