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近況を・・・

2015/02/15 4:26 に Yoshio Takamura が投稿   [ 2015/02/20 1:11 に更新しました ]
このところどうも笛を吹く調子にむらがあって困っています。
この数年の間はそういう事があまりなかったので原因と対策の追求に焦っています。
こういう状況に陥ると、『自分の作っている楽器は果たして大丈夫なのだろうか?』と不安になって来ます。
笛をキチンと吹くことは楽器を作る上で、特にTuning に関しては正しい判断をする上での絶対条件とも言える非常に大事な部分であります。
ちゃんと吹けなくなったら廃業も考えねば・・・まさに死活問題であります(・・;)

会社時代に毎日やっていたような練習を復活させ、敢えて負荷を与える過酷な練習と撮影による観察で少し見えてきた部分があります。
おそらく楽に吹ける楽器で気持ち良く吹くだけの状態を続け、ちょっと調子が悪いと吹く気が失せてやめてしまう・・・そんな事を繰り返しているうちに吹き方に変化が生じてしまったようです。

そんな中でピッコロを吹くことがコンディションを立て直す上で有効であることを発見しました。
中低音をキチンと美しく響かせる事は非常に難しく、フルートでは多少誤魔化せてもピッコロでは○かXかのシビアーな状態が露見します。

それから、今まで作った頭部管の中で材質に起因するのかどうにも吹きづらいものがあります。
調子の良い時はそれなりに吹けて良さも感じるのですが、調子が悪いと全く吹く気が失せてしまう様な頭部管です。
何度お釈迦にしてしまおうかと考えたことか・・・
銀のパーツを外して再利用しようというケチな考えからなのですが・・・

先程もこの頭部管を吹いていてなかなか面白みがあると感じ、「これはコンディションを維持する上にも自分用として使うのに有効なのでは?」と考えました。
実はこの頭部管、以前野勢さんに試して頂いた時にも『ちょっと?だけど吹いてると病みつきになるかも?』という評価を与えられていました。
何とかお釈迦に成ることを免れて有効活用されることで、少しは良い状態に成ってくれるのでは・・・という淡い期待も感じています。

楽器のあり方・・についてあらためて考えてしまいました。

それにしても演奏を生業とされている方々はもっと大変な思いをして居られるのでは・・・と考えてしまいます。

因みに私がコンディションを確かめ修正するために使っている格好の教材はこれです。
 Marcel Moyse VINGT ETUDES d'apres Kreutzer (
No.14)
ここに指示されているようにスラーで繋がれた頭の音を明瞭に発音しつつ後ろの音は決して大きくならずに正確な音程と純粋な音を保ち、なおかつディナミークも正確に吹くことは難しい事でありますが、非常に良い練習になります。

この最後の練習曲(No.20)もコンディションが悪いと匙を投げたくなる過酷な課題ですが、確実に吹けると快感を覚える優れた曲であります。

製作に費やす時間と練習とのバランスが現在の大きな悩みでもあります。

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先日フルートを吹くコンディションを整え、維持するために少々難しい頭部管を使う・・・という投稿をしましたがその後調子が良い気がします。
難しいといってもどこかに不具合がある訳ではなく、フォーカスを絞った息でピンポイントのスィートスポットに当たらないと響かない材質のようです。
一言で言うと効率の悪い頭部管という事になりますが、それ故に無駄のないシビアな奏法が要求される訳です。

それから、調子の悪い時の兆候として、楽器を唇(顎)に当てるときに位置決めが一発で決まらずに何度か当て直すことが挙げられます。
どうもしっくり来ない感じでずらしてしまうのですが、こういう時は右手に変な力が入っている様です。
この状態を修正するには、構えて直ぐ右手を離して左手だけでしっかりとした音で G を吹きます。
そのまま『G A H A』『G Gis A Gis 』『G A D A』といった音形を繰り返し吹いて楽器がしっかりと支持されていることを確認します。
そしてそのままの吹き方ができるように右手を添えるだけの感覚をつかみます。
吹き始めにこれを行うと良い結果が得られるようです。
以前は毎日の練習の最初に組み込んでいたのですが、これから再開することにします。



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