34 MIYAZAWA S.F.E. Tuning
Post date: Oct 19, 2013 7:02:54 AM
以前、作業日記12 に掲載したミヤザワの頭部管が、今度はスコティッシュへの依頼で再びやって来ました。
久々に吹いてみると、元々オールドタイプの歌口だった事もあり少々難しい感はありますが、音程も問題なく楽器としての性能は問題ない状態でした。
本人(友人ですが)も気に入っていた様ですが、スコティッシュのサンプルを貸して吹いてもらったところ興味を持ったらしく、結局スコティッシュ化を決断した様です。
前回 T-Tuning を施してあったので、スコティッシュ化はすぐに完了しました。
ただ、今回は吹きながら細かい調整を試みました。
お陰で部分と形の音への影響を確認することができました。
元の彫刻とエンブレムがいやにマッチして見えます。
さて、どの様な感想が頂けるか・・・
コメント
☆『私のミヤザワは当時として最も抵抗感の高いオールドタイプでした。
それをまずTチューンで吹きやすいように改善していただきました。
しかし試奏したスコティッシュの低域から高域までスムーズに響きがつながり輝かしい音色は周囲ではすこぶる評判よく、自分としては以前の素朴な柔らかい音も捨て難いのですが褒められるとそ の気になるもので(笑)結局、前の楽器の柔らかさを残してのスコティッシュ化という無理をお願いいたしました。
結果は驚く事に以前より柔らかさが出やすくなったようです。
何でも相談してみるものだなと(笑)わずかな日数で難しい問題を解決していただいて感謝です。
スコティッシュの潜在的な可能性の大きさを感じました』
2013/10/21 (No.34) 神奈川県 A.S. 様